2025年2月13日(木)桑名市役所にて、三重大学×桑名市 共創プロジェクト研究発表会が行われ、桑名市、三重大学から38名が参加しました。2022年3月30日に、「三重大学・桑名市・地域独立行政法人桑名市総合医療センターによる新しい未来の創造に関する協定」を締結以降、活動の柱の1つとして、人文学部にて「桑名市ふるさと納税プロジェクト」等に取り組んでおり、今年度は3年目になります。この日は、プロジェクトに参加した人文学部法律経済学科のソーシャルビジネス論ゼミ、経営学総論ゼミ、桑名市での課題解決型のインターンシップに参加した学生が今年度の取組を報告しました。

協定締結に関する記事はこちら
桑名市・桑名市総合医療センターとの新しい未来の共創に関する協定を締結しました

研究発表会の冒頭、伊藤徳宇桑名市長よりご挨拶いただき、昨年度までの学生からの提案をご評価いただきつつ、「毎年、この発表会で若い感性・新しい発想の力を実感している。今日の報告も楽しみにしている。」と期待が寄せられました。また、三重大学人文学部長の豊福裕二教授から、この取り組みが「桑名市オープンフィールド構想」を活かして展開されていることにも触れ、「今年度の学生の関わる探究活動の過程・成果を見ていただき、忌憚のないご意見をお聞きしたい。」と挨拶がありました。

その後、各取組に参加した学生から15分の成果発表が人文学部の洪性旭准教授の司会進行により行われました。

ソーシャルビジネス論ゼミ
「桑名市のふるさと納税:市のブランド力アップに向けて」

経営学総論ゼミ
「ふるさと納税制度における自治体と事業者の関係構築に関する考察」

インターンシップ参加代表者
「課題解決型プロジェクトin桑名<実践的インターンシップ>」

学生からは、今年度実施した桑名市に関する情報収集の成果とその整理・分析、さらにそれを受けて検討された新しい提案が発表されました。桑名市職員の皆様にもご参加いただいており、発表後は、学生が日常生活で感じていることや、若者世代の興味関心について多数質問があり、活発に意見交換されました。今後の研究を進めるにあたり必要な、自治体としての視点も寄せられ、非常に有意義な時間となりました。

最後に、伊藤市長より、「行政の中では出ない学生ならではの興味深いアイデアがあり、非常におもしろかった。」と総評をいただき、研究発表会は幕を閉じました。

今年度の学生の本プロジェクト関連活動は以下でもご覧いただけます。
「三重大学アカデミックフェア2024」において人文学部生が個別研究発表を行いました