2月15日(水)桑名市役所にて、三重大学×桑名市 共創プロジェクト研究発表会が行われ、桑名市の事業者、桑名市、三重大学から約60名の参加がありました。2022年3月30日に、「三重大学・桑名市・地域独立行政法人桑名市総合医療センターによる新しい未来の創造に関する協定」を締結以降、活動の柱の1つとして、人文学部にて「桑名市ふるさと納税プロジェクト」に取り組んできました。この日は、プロジェクトに参加した人文学部法律経済学科の産業経済論ゼミ、経営学総論ゼミ、マーケティング論ゼミの学生が桑名市を訪れ、今年度の取り組みを報告しました。

研究発表会の冒頭、伊藤徳宇桑名市長が「桑名市は今後、より一層ふるさと納税を盛り上げていきたい。ぜひ、学生の皆さんの若い力で、アイデアを一つでも形にしたい。」とあいさつされました。また、三重大学人文学部長の藤田伸也教授から「これまでにはない発想・新しいアイデアに期待している。」と発言がありました。その後、桑名市政策創造課政策推進係長の日紫喜智洋様よりプロジェクトの趣旨説明、各ゼミの学生から20分のプレゼンテーションが、人文学部の豊福裕二教授の司会進行により行われました。

伊藤市長(桑名市)

藤田学部長(三重大学)

学生のプレゼンテーションでは、現在の桑名市の状況や抱える課題など、ふるさと納税を受け入れる側の調査結果を踏まえ、ふるさと納税事業の今後の展開についての提言がありました。桑名市職員、ふるさと納税協賛事業者や非協賛事業者へのヒアリング・アンケート調査などの結果を示し、現状の整理・見える化、他の自治体の成功事例を分析し桑名市版にアレンジするなど、多くの成果やアイデアが共有されました。さらに、部活・サークル活動での実体験に基づく率直な意見や、日々変化するSNSの有効な活用についてなど、学生ならではの視点と自由な発想が展開されました。桑名市という実際の自治体をフィールドとした今回の調査・分析は、大学の中だけでは得られない情報であふれており、学生の課題発見・課題解決能力の醸成に繋がっていることが感じられる発表でした。

産業経済論ゼミ「桑名市におけるふるさと納税の現状と課題」

経営学総論ゼミ「桑名市との合同プロジェクトの研究報告―桑名市における地域活性化―」

マーケティング論ゼミ「地方都市の活性化―桑名市の人口推移とふるさと納税に関する一考察―」

 

プレゼンテーション後の意見交換では、学生の提言についての詳細の質問以外にも、提言をよりリアリティあるものにするアドバイスや、今後新しく学生に検討してもらいたいというリクエストが多数寄せられました。また、学生の発表を聞いて「今後ふるさと納税の協賛について前向きに検討したい。」という声もあり、今年度の取り組みの成果が参加者にしっかり伝わった様子がうかがえました。

伊藤市長にも、「面白い。」「これはぜひ実現しましょう!」など、提言を前向きに受け止めていただき、桑名市と三重大学の「共創」への第一歩を踏み出せた研究発表会となりました。最後に、桑名市市長公室ブランド推進課長の水谷芳春様より閉会の挨拶があり、盛会のうちに終了しました。

来年度も三重大学は、今年度取り組んだふるさと納税を受け入れる側の調査・研究だけではなく、寄付する側の調査・研究、さらには調査の結果を生かし実践する場を創るための学生参画の仕組みづくりなど、桑名市との共創プロジェクトを推進します。